2016年9月18日日曜日

和歌文学館企画展「小瀬洋喜の歌論-短歌的な世界からの脱出と回帰」

今年の和歌文学館の企画展は、当館の初代名誉館長・小瀬洋喜氏の歌論をテーマに計画しました。
期間中には、小瀬洋喜氏の残した歌論・評論を通じて、現代における短歌評論家の果たすべき役割について考えるギャラリートーク「第4回古今伝授里・現代短歌フォーラム」も開催します。

■ 会期
平成28年10月1日(土)~12月25日(日)
※期間中、火曜日は休館日

■ 開館時間
10月1日~11月30日 9:00~17:00(16:30までにご入館ください)
12月1日~12月25日 10:00~16:00(15:30までにご入館ください)

■ 会場
古今伝授の里フィールドミュージアム 和歌文学館

■ 入館料
大人310円 小人100円

■ 後援・協賛
後援=中部日本歌人会、岐阜県歌人クラブ
協賛=短歌研究社

■ 企画展のご案内
 1960年代に歌壇を席捲した前衛短歌運動において私性論議に一石を投じ、論議を推進した歌人・小瀬洋喜。平井弘らと創刊した同人誌「斧」や、全国青年歌人合同研究会初夏・岐阜の会運営の中心人物であったことがよく知られており、その優れた歌論・評論は前衛短歌運動の有力なベクトルの一つであった。その成果は、『回帰と脱出』にまとめられ、今なお歌壇に根源的な問題を投げかけている。
 小瀬は、中央歌壇にも積極的に発言を続けたが、同時に中央と歌壇と岐阜歌壇をつなぐ活動も積極的に行った。地元の岐阜県では、岐阜県歌人クラブ代表運営委員や地元の市民講座の講師を務めるなど、地域における短歌の裾野を広げる活動に尽力した人物でもある。
 岐阜新聞に60回にわたり連載した「岐阜県歌壇史」は惜しくも中断したが、現代に至る岐阜県の短歌文化の土壌を解明しようとしたものであるし、伯父阿部たつをの文章をきっかけとした円空の調査研究は、生涯のライフワークとなった。50歳代からは古今伝授の里フィールドミュージアムを中心とする大和町の和歌・短歌によるまちづくりも主導した。岐阜薬科大学を卒業した環境衛生学者として、長良川の水質汚染問題に熱心に取り組んだ小瀬だが、その歌論には科学者としての理論的思考が色濃く反映されている。
 今回の企画展では、こうした幅広い活動をした小瀬洋喜を紹介する。会期中盤に開催する第4回古今伝授の里・現代短歌フォーラムでは、同氏の歌論に着目し、小瀬の歌論の果たした役割と魅力を振り返るとともに、現代短歌における意義を検証する。あわせて、現代において短歌評論が果たすべき役割を、短歌評論家の登竜門である現代短歌評論賞(短歌研究社主催)の選考委員・受賞者等が一堂に会し、フォーラム形式で論じ合う。(フォーラムは116日(日)開催。事前申し込み不要。参加費310円〔和歌文学館入館料/企画展の観覧もできる〕。詳細は下記参照

 

第4回古今伝授の里・現代短歌フォーラム

和歌・短歌をテーマにした博物館である古今伝授の里フィールドミュージアムでは、毎年1回程度、「現代短歌フォーラム」を開催しています。

今年は、短歌研究社に協賛をいただいて、歌論をテーマにしたフォーラムを計画しました。現代短歌評論関係者や小瀬洋喜氏ゆかりの歌人が一堂に会します。(和歌文学館企画展「小瀬洋喜の歌論-短歌的な世界からの脱出と回帰」と連動した企画です。)

紅葉も最盛期の頃です。今年の秋は、文学と紅葉を一緒にたのしみませんか。

なお、当日はJR岐阜駅じゅうろくプラザ前団体バス専用駐車場からの無料送迎バスも運行します(事前の予約が必要です。詳しくはお問い合わせください。)

お誘いあわせのうえ、ぜひお越しください。


■ 開催日時
平成28年11月6日(日)13:30~

■ 会場
古今伝授の里フィールドミュージアム 和歌文学館

■ テーマ
第4回古今伝授の里・現代短歌フォーラム
「小瀬洋喜の歌論-短歌的な世界からの回帰と脱出」

■ 内容と出演者(順不同)
<第1部>
「小瀬歌論の魅力を語る」
語り手・後藤すみ子氏(岐阜県歌人クラブ副会長)、鈴木竹志氏(中部日本歌人会副会長)
ゲストスピーカー・平井弘(歌人)

<第2部>
「今、短歌評論家のなすべきこと」
講師・
佐佐木幸綱氏(現代短歌評論賞選考委員)
小塩卓哉氏(第10回現代短歌評論賞)
川本千栄氏(第20回現代短歌評論賞)
山田航氏(第27回現代短歌評論賞)
寺井龍哉氏(第32回現代短歌評論賞)
司会・鈴木竹志氏

■ 参加費
1人310円(和歌文学館入館料になります)

■ JR岐阜駅じゅうろくプラザ前からの無料送迎バスの利用を希望される方は、必ずお申し込みください。定員がありますので、先着順になります。定員に達し次第締め切りますから、お早目にお申し込みください。(行き/11:30頃、帰り/フォーラム終了後16:20頃出発予定)

■ 主催・後援等
主催=古今伝授の里フィールドミュージアム
後援=中部日本歌人会、岐阜県歌人クラブ
協賛=短歌研究社

■ お問い合わせ
古今伝授の里フィールドミュージアム
電話(0575)88-3244
こちらのお問い合わせフォームからもご連絡いただけます






作品展「木と土と石と紙の縁遊会」






一昨年好評だった書画作家・加藤としえさんが出展・プロデュースする作品展「木と土と石と紙の縁遊会」が今年の秋も、古今伝授の里フィールドミュージアム篠脇山荘で開催されます。

心動かす言葉と画、ネコをモチーフにした陶芸作品、人気の木のおもちゃなど、木、土、石、紙の作品が温かく素敵な空間をつくりあげます。

入場は無料です。紅葉散策をかねて、ぜひお運びください。

■ 作品展名
「木と土と石と紙の縁遊会」

■ 会期
2016年10月28日(金)~11月6日(日)10:00~16:00
※期間中、11月1日は火曜日で休館日です。
※10月23日・24日・26日・27日は展示準備期間です。


■ 会場
古今伝授の里フィールドミュージアム 篠脇山荘
住所/岐阜県郡上市大和町牧912-1
電話番号/0575-88-3244

■ 料金
入場無料

■ 出展作家(順不同)
・加藤としえ(書画、各務原市)<総括代表>
・平木寛(木工・家具、各務原市)
・早川克己(木のおもちゃ、中津川市)
・加藤正人(木工、可児市)
・田中美奈子(陶芸、土岐市)
・太田勇(石絵、岐阜市)
・太田美枝子(絵、岐阜市)
・としえ教室生徒作品




■ お問い合わせ
090-2687-0908(加藤)
もしくは
古今伝授の里フィールドミュージアムまで