2017年9月17日日曜日

【終了しました】尾藤敏彦展「二つの技法との出合い」





郡上市大和町在住の尾藤敏彦さんの作品展「二つの技法との出合い」を、篠脇山荘で開催します。入場無料ですので、ぜひお越しください。



■ 期間
2017年10月8日(日)~10月15日(日)
※期間中、火曜は休館日

■ 会場
古今伝授の里フィールドミュージアム 篠脇山荘

■ 入場無料

■ 後援
郡上市文化協会、大和町文化協会

■展示内容と尾藤氏
【混合技法】
ウィーン派の混合技法を理解するのには、自分にとっては1985年の創形美術学校で、ドイツ留学を終えた混合技法と黄金テンペラ技法についての村上寛人講師の講座を受講するまでは、理解することができなかった。
キャンパス作りそして地塗り方法、描画方法にともない溶剤使用方法を知るのは村上氏の面授を通して詳細を手ほどき受けたからだった。混合技法についての夏期講習から自分の本格的、混合技法への取り組みが始まった。冬の北の海の景色と心象風景を組み合わせた具象表現を試みた絵画展をギャラリー三真堂にて開いた。

【蝋型鋳造】
1991年埼玉県立美術館主催のペーパーウェイト蝋型鋳造による鋳造技法講座を鋳金界の貴公子と呼ばれた宮田洋平氏から学んだ。宮田藍堂を中心とした佐渡出身の鋳金一家で、芸大で家族が教鞭をとる鋳造一家だった。よく宮田氏の芸大の鋳造科を訪ねアドバイスをもらったことを記憶している。
私の現在の仕事、「混合技法による平面表現」は村上寛人氏あってのこと、「蝋型鋳造立体表現」は宮田洋平氏あってのことで始まったこと。この二人の師とのめぐり合いは私のその後の作家人生を変え、仕事の方向づけを行った出合いと面授だった。よって今もその途上で仕事を続けているのである。


 

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